パルスオキシメーターについての対策

パルスオキシメーター

救急救命士国家試験必修問題にもよく出題される機材です。基本的な機材ですが再度、重要となる部分を確認していきましょう!!

参照:救急救命士標準テキスト上巻P438~439

目的

・呼吸状態(とくに肺の酸素化の状態)

・酸素投与、人工呼吸を行った際の効果確認

構造と原理

・光の吸収度を利用してヘモグロビン酸素がどれくらい結び付いているのかを検出する。

・SpO₂は経皮的動脈血酸素飽和度を計測する。

・動脈血酸素飽和度を非侵襲的に測定できる。

→非侵襲的・・・傷病者に痛みを伴う行為を実施することなく、測定可能。

・動脈血酸素飽和度以外に脈拍数を計測できる。

測定場所について

測定場所は指先耳朶(耳たぶ)足の指などがある。なお測定場所によりプローブ・テープ式を用いる。

測定時の注意

・低還流での測定

→指先に血液がいかない寒冷やショック状態、血圧測定でマンシェットが締まっている時は血流がないので×

・体動によるプローブの揺れ

→体動で発光部、受光部が動くと測定値が×

・血液透析用内シャント側での測定

→シャント側では測定値が×

・異常ヘモグロビン(一酸化炭素中、メトヘモグロビン血症)

→一酸化炭素中毒等でもヘモグロビンとくっついているのでSpO₂値は高値を示してしまう。

・皮膚の色素沈着

→皮膚色の変色で光の透過に影響を及ぼすので測定値が×

・マニキュア(遮光性)や絆創膏など吸光に影響するもの

→光の透過に影響を及ぼして測定値が×

・受光部への外光進入

→光の侵入で測定値が×

過去問題

No1

動脈血酸素飽和度以外にパルスオキシメーターで測定できるものはどれか。1つ選べ。【第41回 B8】

  1. 体温
  2. 脈拍数
  3. 酸素分圧
  4. 二酸化炭素分圧
  5. ヘモグロビン血症

解答・解説

No1【答え 2】

機材の表示に関する問題が出題されました。今までは、酸素飽和度に関する部分でしたが、別で表示ができる数値に関しての問題が最近の試験で出されました。

まとめ

やはり機械の禁忌や注意事項に関してはしっかりと確認する必要があると思います。上記記載をもう一度見直して、教科書と照らし合わせてみてください。

在学中の学生さんは学校にあるものを、実際に見て触ってみてください。

また、近年、画像問題に異常がある場合がある問題が出題されました。(マニキュアがぬってありSpO₂値が低下していた。本来は低下が認められない過換気症候群でした。)ですので注意点が写真にあれば数値は信用できません!!