イベント救護内で心肺停止傷病者を救命しました(2015年)

2015年、当事業所担当のイベント内で心肺停止傷病者が発生しました。

当日は気温が低い状態です。天候は晴れ。
関係者の方より「急に倒れて動かなくなった」との声が聞こえすぐに急行しました。

救急救命士が観察を実施し、「意識・呼吸・脈なし。CPA(心肺停止)」
すぐにCPR(心肺蘇生法)を開始。

それと同時に救護の為、持参していたAEDをすぐに装着。

AED「ショックが必要です。充電中です。身体から離れてください。」

救急救命士「電気ショックします」
救急救命士「引き続き胸骨圧迫・人工呼吸開始」

電気ショック後、心肺蘇生を開始したところで痛みにより体動が出ました。
再度、意識・呼吸・脈の確認をします。

救急救命士「意識・呼吸・脈すべて改善。AEDは再度心停止に備えて貼ったまま。保温とバイタルサイン再測定。向かっている救急隊に詳細情報を伝えましょう。」

観察等を継続していると救急車のサイレン音が・・・
その後、到着した消防救急隊へ引き継ぎを行いました。

後日、傷病者様ご本人より感謝の言葉と、数日の入院・手術を経て退院されたとのお話をお聞きしました。本当に助けることができ、さらには後遺症もなく元気に退院していただき本当によかったです。

病院前救護(病院外での対応)の訓練を専門的に積んでいる救急救命士であるからこそ迅速に活動できたと思います。

症例の記録と検証、改善活動へ

当社では対応させて頂いた1つ1つの症例を記録に残し、救急専門医師、救急救命士を含めた検証作業を行っております。使用したAEDには音声と心電図データを記録するメモリが入っていますのでそちらのデータも使用させていただきました。現場でどのような言葉を発していたか、時間経過はどうだったか、とにかく助けるためには時間との勝負があります。1秒でも無駄な動きはなかったかを考えます。

また今回は施設管理事務所内にAEDがありましたがすぐに使用できるように当社で準備を行いました。施設の施錠管理状況や取りに行く時間を考えると、費用は掛かっても準備した方が良いと判断し持参させていただきました。

AED準備のためにお金はかかりますが主催者様も安全最優先にされておりましたので今回の救命に至ったと考えます。
今後さらに主催者様と共同でAEDの効果的な配置や配置数に関して検討作業を行います。

心停止を防ぐためにどのような注意喚起などが必要だったのか、今後活動するうえで主催者様と打ち合わせをする事、確認する事、活動では改善する点はなかったかを考え、今後の救護へ活かします。

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リスクを最小限に

代表 佐藤 武諭毅救急コンサルタント・救急救命士
代表 佐藤 武諭毅(Takeyuki Sato)
利益に直結しない救護部門ですが、「人」のいるところには、特にイベントのような不特定多数の「人」が集まる場所には事故や怪我が発生するリスクがあります。

全員が元気に楽しんで、家族・愛する人の元に帰れるようにこれからも業務にあたらせていただきます。

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